米国見聞録

旅行・留学・仕事を通じたアメリカ滞在の記録です。番外編で韓国見聞録があります。

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6、ベジタリアン・フードの威力(1998-2001ラスベガス)

 
低所得者用アパートへ引っ越す

 旅行の仕事は、時間が不規則だったし、ラスベガスの複雑な運行管理があり、私はストレスから、夜に眠れなくなっていた。そして、いつも体が疲れており、眠気が残っていた。そのため、まず、とにかく、事務所へ、10分以内の場所に住むことが必要だった。近くへ住めば住むほど、睡眠時間を確保できる。一度、朝早くホテルへ向う途中、ガソリンスタンドで給油した際に、キーをつけたままドアをロックしたために、窓ガラスを蹴破って、ロック解除したことがあった。時間がなく、仕方なかった。

 幸運にも、事務所の周りは、低所得者用のアパートが立ち並んでいた。住民の大多数がスペイン語を話すヒスパニックや黒人で、残りは少数の白人たちで、アジア系の人間は、ほとんど住んでいなかった。ほぼ、メキシコのような雰囲気だった。私一人が住むだけならば、とことんボロいアパートでも良い。ワンルーム・マンションの賃貸料は、一月に500ドル前後で、どこも大差は無い。しかし、猫付きとなると、そうは行かない。

 まず、ペット飼いが可能か。そして、猫が、外に出たときに外敵から身を隠すための低木などが管理されていることが望ましかった。ほとんどのアパートの庭は、芝生のみの管理で殺伐としている。かなりの時間をかけてチェックして回った結果、あるアパートが、芝や低木、大木、そして、パームツリーが整備されており、申し分なかった。また、古ぼけてはいたが、小さなプールやスパ温泉も付いていた。

 そして、会社まで10分かからない。家賃は、450ドルで、ペット可だ。ここに決めた。引越しは、当時バンドのメンバーだった韓国系のM君とドラマー君に手伝ってもらった。彼らとは、コミュニティカレッジで知り合った友人を介して知り合いになった。主に、教会で演奏するためのバンドだった。

 

アパート住人が、いきなり逮捕


 
 当日、荷物を積んだ車でアパートのゲートをくぐると、駐車場にパトカー止まっており、精悍な顔をした男性のアフリカン・アメリカンが、警官二人に手錠をかけられていた。彼は、私の方を見たが、大して悪びれた様子も無く、また、深い絶望感も感じられなかったが、引越しを手伝ってくれたM君とドラマー君は、私が、こんな治安の悪いアパートに住んで、殺されないことを願うよ、と心配していた。しかし、私は、大丈夫だよと彼らに言うしかなかった。

 大体、逮捕くらいで、大げさに言うな。家賃の安さと、猫のための住環境、そして事務所への利便性を考えれば、ここに住むしかなかったのだ。また、私は、高校生のときに習った少林寺拳法は黒帯だ。合気道も社会人になって、二年ほどやった。また、極力時間を作って、スポーツ・クラブで、筋トレを積むようにしている。

 ここはアメリカだ。スーパーマーケットやコンビニで、ホールドアップという可能性もありえる。そのためには、普段から体を鍛えて、運動神経を鍛えておかねばならない。私の場合、痩せているのため、弱く見える。そのため、ターゲットになりやすいので、なおさら、トレーニング等々は重要なのだ。M君やドラマー君も二人とも、アジア系という事で、差別や攻撃を受けないように、自己防衛手段として、普段から、ボディ・ビルディングのトレーニングを積み、プロティンを飲んだりしていた。

 彼らの筋骨隆々の頼もしい体格で、荷物の運搬作業は、実にスムーズに行われた。ただ、中古のマットレスを運んでもらっている途中、二人が、「このベッドは、ひどく汚れている。こんなの使ってたら病気になる」と言われて、頭に来た。まったく、モノを大事にしない奴らだ。しかし、普段は、コットンのカバーを巻いて使っていたので分からなかったのだが、良く見ればシミだらけで本当に、汚らしかったので、捨ててもらった。

 

ギリギリの生活資金


 頭に来た理由は、彼らの発言にではなく、私が新しいベッドを買えない情けない状況にあったからだ。学校の授業料や、生活費、そして、中古の車が、頻繁に故障して、修理費がかさみ旅行のバイトで得た金では、ギリギリだった。それに加えて、ムチ打ちの交通被害を食らっており、私は常にイライラしていた。

 また、ラスベガスの驚異的な夏の暑さも、まいっていた。新しいベッドを買う余裕は無かったので、24時間営業の量販店のウォルマートで、20ドルでキャンプ用のエアー・マットを購入して使った。しかし、このベッドは、ニャンコ先生が爪を立てて、空気漏れがしてしまい、すぐに使えなくなってしまった。

 この引越しの後、お礼に、食事を奢ったのだろうか、多分二人が、私の懐を気にして、遠慮してくれた記憶が残っている。ちなみに、日系の友人の引越しを手伝った彼の礼は、キッチンから出てきた古いインスタント・ラーメンだった。また、アフリカン・アメリカンと白人のカップルの引越しを手伝ったときは、引越しパーティで美味しい料理にありつけた記憶がある。

 アパートでは、私は、結構自炊していた。私は、意外にも料理が好きなのだ。アメリカは、食費が特に安いのだが、切り詰めていた。一番安価な食材を探した結果、ニンジン、ジャガイモ、パセリ、鶏肉となった。これで、よくチキンスープを作った。食材を丸ごとお湯に入れて、加熱するだけだ。あとは、お米を炊いてできあがり。

 

ベジタリアン食の効果


 ただ、ラスベガスのホテルは、客寄せに安価な料理をレストランで提供しており、これも良く食べに行っていた。例えば、ステーキ&エッグスという料理が3ドル食べれてしまう。また、バフェという食べ放題のレストランが、10ドル前後で食べれてしまう。カロリーの高い料理を相当食べており、身体がいつも疲れていた。しかし、この当時、もし、ベジタリアン食の威力を知っていれば、私の生活はまったく違ったものになっていたに違いない。
 
 カロリーの高いものを食べ過ぎた結果、身体に疲労感が色濃く漂っていた。疲れているので、また肉を食べてスタミナをつけて、という悪循環。肉食へのスタミナ信仰を盲目的に信じていた。この時、断食の効果を知っていれば、体調を整えることができた。まさに、後悔先に立たずである。
 
 現在では、生野菜は、酵素が含まれており、これが体に良いことが分かっている。なるべく加熱しない方が良いようだ。生野菜なら、加熱によるビタミンの損失も防ぐことができる。そして、肉の代わりに、植物性のたんぱく質を主に大豆から取る。こうすれば、体の酸化を防ぐことができ、疲労を取り除くことができる。

 野菜だけで、力が出るのかと疑問視されてる方もいると思うが、1983年のロサンゼルス・オリンピック陸上金メダルのカール・ルイスや、テニスのナブラ・チロワなどのスポーツが選手は、完全菜食主義者である。野菜のパワーというのは、本当に計り知れないものある。


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